家具の仕上げ(塗装)について

ダイニングテーブルをご注文の際に、皆様よく悩まれるのはその仕上げについて。
大きく分けて二通り、「オイル仕上げ」と「ウレタン仕上げ」というものがございます。
どちらの仕上げにするのかは、お客様の使い方次第。まずはそれぞれの特徴をみていきましょう。

■「オイル仕上げ」について

木の表面に植物製のオイルを馴染ませたのみの仕上げ。
一番のメリットは、木そのものの質感をお楽しみ頂けるところ。ふれると木の温かみを直に感じられます。
しかし、表面にコーティングをしているわけではありませんので、水に濡れるとシミが出来やすいという特徴も。 ご使用の際には、ランチョンマットやコースターをご使用頂くのがおすすめです。
お食事のあとには水拭きをして頂いても問題ありませんが、繰り返すうちに表面の油分が無くなっていきます。 水拭きをする場合は2ヶ月に1度ほどはオイルを増し塗りして頂くと、表面が乾燥するのを防ぐ事ができます。
我々の手の皮膚にハンドクリームを馴染ませるようなイメージです。
家具用のオイルはHOUSE STANDでお求め頂けます。
また、キズやシミが出来でしまった場合、紙ヤスリなどで表面を研磨し、補修をする事が容易なところも長所。 その後、家具用のオイルを馴染ませると、元の美しい表面に戻ります。

■「ウレタン仕上げ」について

木の表面にポリウレタン樹脂を吹き付けた仕上げです。
簡単に言うと、プラスチックのコーティングがされている状態ですので、水に強いのが特徴。 水をこぼしてしまっても、表面にシミができることはありません。
オイルの塗り増しなどのお手入れも不要です。
しかし、木の表面がつるつるとした質感になり、 キズができてしまった時には紙ヤスリで研磨し補修することはできません。