古材について

  • 古材。そのままだと古い材木という意味ですが、近年古材が見直されています。なぜ古材が見直されているのか。

    オシャレなカフェ風インテリア・インダストリアルインテリア・西海岸風インテリア・ブルックリン風インテリアなどにも使用され、家具や建材などに使用する古材について魅力を紐解いていきます。

INDEX

  1. 古材とは
  2. 古材で作る空間作り【壁】
  3. 古材で作る家具
  4. 古材の施工方法・事例

1.古材とは

  • 元々は、住宅に使用されていた古い材料のこと。
    古材は昭和25年以前に建てられた建築物に用いられた木材というラインを定められています。
    また、築50年以上経った伝統構法並びに在来工法の建物に用いられた国産木材と定義しております。

    古材のメリット

    新材よりも強度があります。
    古材の場合は、時間をかけて自然なスピードでしっかりと天然乾燥された状態のため、強度が増しています。

    現在よく使用されている木材は、強制乾燥材で短時間で高温で乾燥させた材が多く、短時間で強度を上げられますが、樹脂まで染み出してしまいパサパサとした感じになります。そのため、木材の弾力性や艶は無くなり、木材の性質でもある調湿効果は減少してしまいます。
    時間をかけて、しっかりと自然乾燥された古材は、新材よりも丈夫であることが言えます。

    古材には、経年変化による傷や割れで歴史を感じる事ができ、大工さんが刻んだノミの跡など、加工品などの新しい木材では決して出せない風情や迫力があり、その風合いや色味などがインテリアとして重要な要素でもあります。

    また、家の解体の際の廃棄物を減らすことができるため、環境にも優しいです。古材を使用することによって、森林を伐採することが減り、環境保護にも繋がります。
    古材は天然素材ですので、シックハウス症候群などの恐れがなく、そうした心配がありません。長く住む家で使用するのであれば、とくにそういう点は重要ですので、安心して使用していただけるのも魅力の一つです。

2.古材で作る空間作り

古材の種類

  • 【杉材】
  • 【パイン古材】
  • 【オーク古材】
  • 【チーク古材】
  • 【ダグラスファ古材】

壁や天井に使用する

古材を壁や天井に使用する際には、古材をそのまま利用するというのもひとつの方法です。

古材の利用方法として、壁の仕上げ材として利用するのが定番で、ヴィンテージ感のある空間で落ち着きを与えてくれます。
お洒落感を出すなら、茶系の一般的な古材にタイルを組み合わせるなどを組み合わせると良いでしょう。 

また、貼り方によっても見え方が大きく変わります。
壁に貼る際に、縦張りにすると天井が高く見え、横張にすると間口が広く感じます。
  • また、ヴィンテージ感よりもモダンな雰囲気にしたいのであれば、古材を白塗りするとモダンな雰囲気になります。
    古材を白塗りにすると、古材が持っているもともとの風合いをそのまま残せて、西海岸風に変わります。
    白塗りにするメリットとして、壁や天井を白塗りにすることで部屋全体に明るさが生まれ、開放感が出ます。
個性的なデザインがお好きな方は、天井の一部に古材をスクエアにはめ込むとお洒落な感じになります。

壁や天井は室内の雰囲気をガラッと変えるので、壁と天井の色彩バランスが重要になってきます。
リビングの一角に、アクセントウォール(部屋の中でアクセントになる壁)として足場板を取り入れ、そこに棚を設置することで実用的になります。

アイランドキッチンや対面式キッチンのカウンターの側面に足場板を貼ってみると、1枚1枚表情の違う古材ならではの良さを感じ、キッチンの印象が一気に変わります。特に、ヴィンテージな感じが好きな方にオススメです。

足場板を引き戸にすると、インダストリアルな雰囲気になり、既存の建て具にはない雰囲気を楽しむことができます。

フローリングに使用する

足場板をフローリングに活用するのも良いでしょう。
足場板の粗々しい状態をそのまま使ったり、表面を削り、塗装し直して使うのも良いでしょう。
1枚1枚の雰囲気が違う足場板は、フローリングにするとインパクト大なこと間違いないです。

古材ならではのメリット

古材のメリットは、まず見た目のヴィンテージ感で、長い時間を経てきた古材には歴史があります。
柱や梁などの古材には、ホゾが刻まれているものもあり、デザインのアクセントとしてわざと見せる使い方も可能です。
古材ならではの重厚感であり、新材にはありません。
建築材料である鉄・ガラス・コンクリートにも無く、これらの建築材料は新品の時に最も価値があり、あとは経年劣化するのみですが、古材は違って古ければ古いほど価値が上がります。

また、古材は安定した材料として使用できます。
製材されてから時間が経っている為、古い材であれば100年以上自然乾燥されているものもあります。
含水率が低い状態で落ち着いているため、安定した材料として利用できます。

3.古材で作る家具

テーブルやカウンターの天板に使える古材の価格は、新しい木材より高価になりがちで、希少価値や付加価値が含まれるからです。
古い資源は数が多くはなく、時の流れが生み出す味にも価値が生まれます。海外では昔から、古材に人気がありました。盛んに売買が行われるためマーケットも確立していますが、日本では古材が市場に出回ることは稀です。空き家を解体した時に発生する古材の多くは、廃棄していました。昔の日本で古材は、価値が認められていなかった為、世に出回ることが少なかった理由はいくつかありますが、一番の原因は古材の価値が認められていなかったことで、流通システムも確立されません。たとえ古材のニーズがあったとしても、マーケットが小さいため、必要な人に行き渡らないのです。

近年では日本でも、古材の価値が認められはじめています。一部の組織が古材の基準を定めたことで、安定した価格設定も実現し、古材を専門に扱う材木店もあるほどです。
理想の古材を見つけるためには、1枚の古材を選ぶだけでも妥協しないことが大切です。
たとえば木材に強度を求める場合、ある程度の厚さが必要ですが、古材であれば、新しい木材より薄くても、同等の強度を保つことができます。それはなぜかと言うと、古材は新しい材木より頑丈だからです。

アンティークダイニングテーブルでも、天板に古材が使われているだけで空間に深みのあるナチュラルな雰囲気になります。
所々についたキズ、深みのある木の色は1、2年で生まれるものではなく、大工さんの刻んだ鑿の跡や、木組みする際の穴など、木材の長い歴史を感じてさらに愛着が湧きます。 また、古材を使った家具は経年変化でヒビや割れが発生することがありますが、それは木の性質上で普通に起こることであり、強度上は問題ありません。

古材の家具ならカフェ風インテリアやナチュラルなインテリアにも似合うので、すてきな空間になります。古材とアイアン素材の組合せの家具は、男前なイメージでかっこよく、落ち着いた雰囲気になります。スチール系よりも鉄などのアイアン系の家具の方が重厚感がでます。また、アンティークな家具や雑貨とも相性もとてもいいです。

古材の家具は、木材の表面などが少しラフな面もありますが、味わいとして理解されています。

古材を使用した壁の施工・事例

古材の施工方法

  1. 材の裏側に両面テープを貼り、ボンドをざっくりと塗り、壁に貼り付け、その上から釘を打ち込んで固定します。
  2. 最初に1番下の板を釘で固定することで、上に積み上げていった時にズレることがありません。
  3. 釘は30cm間隔で打ち込んでいきますが、このとき釘の頭が出ないよう完全に沈み込ませます。
  4. さね有りの場合は、最初に固定した板に次の板のさね部分を差し込みます。 その後、あて木をして金づちで軽く叩き完全に差し込ませます。
  5. 先ほどの要領で釘を打ち込み板を固定します。あとは、両面テープ・ボンド、さねの差し込み、釘打ちの順番で繰り返します。
  • ※コンセント周りなどは、材をカットしたりして、ちょうどいいサイズにして貼っていきます。
  • ※釘跡を目立ちにくくするなら、隠し釘がオススメです。
  • ※釘の代わりにタッカーを使用しても良いです。タッカー芯の穴は画鋲よりも小さいので目立ちにくいです。

賃貸の方の施工方法

賃貸の方は、石膏ボードの前に、2×4材と突っ張りジャッキを付けたもので柱を何本か建てて、その柱の前にコンパネを取り付けます。
コンパネを取り付けたら、その上から古材を貼っていくと、元々の壁を傷つけることなく古材の壁を作ることができます。
  • HOUSE STAND店内の壁は、古材施工しています。
    ご興味がある方は是非お店までお越しください。 店舗情報はこちら